【完走レビュー】韓国ドラマ『巫女と彦星』胸キュンとスリルが止まらない12話 -nunaの韓ドラ帳-

まずは評価から

総合評価:★★★☆☆ 3.6(5点満点)

Prime Videoでひっそり配信されていた印象の本作ですが、キャスティングが成功していて、意外と最後まで楽しめた気がします。
ファンタジー×学園ロマンス×ホラーの絶妙なバランス感も良かった!

作品情報

項目内容
タイトル巫女と彦星
原題견우와 선녀
放送期間2025年6月23日〜2025年7月29日
話数全12話
配信prime video(独占配信)
ジャンルファンタジー、ラブコメ、ホラー
演出キム・ヨンワン(『旋風』など)
脚本ヤン・ジフン
企画CJ ENM

魅力的なキャストたち

チョ・イヒョン(パク・ソンア役)

巫女と女子高生の二面性を完璧に演じ分け!特に後半の豹変ぶりには驚かされました。


チュ・ヨンウ(ペ・ギョヌ/ポンス役)

一人二役の演技が神レベル。優しいギョヌと闇を抱えたポンスの切り替えに注目!


チャ・ガンユン(ピョ・ジホ役)

ソンアの親友役として物語を支える重要な存在。ギョヌとジホのブロマンスにも注目!

視聴率

話数 放送日 視聴率
EP12025/6/234.3%
EP22025/6/244.4%
EP32025/6/303.7%
EP42025/7/13.5%(最低)
EP52025/7/73.7%
EP62025/7/84.0%
EP72025/7/144.8%
EP82025/7/154.4%
EP92025/7/214.6%
EP102025/7/224.4%
EP112025/7/284.7%
EP122025/7/294.9%(最高)
中盤で一度下がったものの、後半に向けて右肩上がり!
口コミで話題になったようです。

各話ダイジェスト【以降ネタバレ注意】

第1-3話:運命の出会い編

逆さまに現れる転校生ギョヌと巫女ソンアの出会い。放火犯疑惑で孤立するギョヌを支えるソンアのスキンシップ除霊が始まる。

第4-6話:秘密と過去編

ギョヌの言葉にソンアの心は揺さぶられる。そして、ソンアの巫女設定がバレて距離が広がる中、過去の因縁ヨムファが現れる。

第7-9話:悪霊との戦い編

ポンス憑依で本格ホラー展開。手つなぎデートや看病シーンで胸キュン度MAX。アーチェリー大会でのロマンス開花。

第10-12話:真実の3年後編

看病していたのはポンス!?ソンアが姿を消し3年後、変貌した彼女とギョヌが再会。衝撃のキスで真実が明らかに。

ここが最高だった!4つのポイント

1. ジャンルミックスの絶妙なバランス

「巫女と彦星」は、ホラーのスリル感、青春の切なさ、胸キュンの甘さが絶妙にブレンドされた作品でした。学園ロマンスの要素や、悪霊との対峙や“運命”をめぐる物語が重なり合い、最後まで飽きさせない展開は良かったです。

2. 悪霊ポンスの切なさが物語の核

中でも心を揺さぶったのは、悪霊でありながら人間らしい感情を持つポンスの存在。 「生きたい」「愛されたい」という彼の純粋な願いが、主人公ソンアやギョヌとの関係をよりドラマチックにしていました。悪役でありながら憎めない…むしろ切なさが胸に残ります。

3. 怒涛の3年後展開

物語が一気に加速するのは“3年後”から。 ソンアの変貌、ポンスの告白、そしてギョヌの変わらぬ想いが交錯し、怒涛の展開が続きます。少し駆け足なところもあったものの、ソンアに憑依したポンスとギョヌのキスは衝撃的でした。

4. キャストの熱演

そして何よりこの作品を支えていたのはキャスト陣の演技力。
チョ・イヒョンは、巫女としての強さと、少女らしい繊細さを兼ね備えていました。本当にいつまでも高校生役が出来そうな可愛いさがあった。
一方でチュ・ヨンウは、落ち着いた雰囲気なので、高校生役は大丈夫か心配だったけど、意外と馴染んでいました。
特にチュ・ヨンウは一人二役で“ギョヌの優しさ”と“ポンスの闇”を行き来する演技が圧巻でした!非現実的な設定を自然な演技でリアルに感じさせてくれました。

ちょっと惜しかった!3つのポイント

1. 終盤の駆け足感

12話という限られた尺の中で、特に3年後展開が少し詰め込み気味だった印象。もう少し丁寧に描写してほしかったシーンも。

2. サブキャラクターの描写不足

クラスメイト達や周囲の人物にもう少しスポットを当ててほしかった。特にヨムファとギョヌの関係性をより深く掘り下げてもよかったかも。

3. 最終回の消化不良感

すべての謎が解決されたものの、もう少し余韻を楽しめる終わり方だったらより満足度が高かったと思います。

項目別評価

項目 評価 コメント
ストーリー ★★★☆☆ 3.0 サブキャラの背景不足は残念だけど独創的な設定と新鮮な展開は◎
キャスト&ケミ ★★★★☆ 4.0 主演二人の演技が作品全体を支えているドラマになっていた
胸キュン度 ★★★★☆ 4.5 巫女の初恋とスキンシップ設定が効果的に働いていた
最終回満足度 ★★★☆☆ 3.0 3年間もどう過ごしたのか非現実的なところがあり少し残念
これらを踏まえて総合評価:★★★☆☆ 3.6(5点満点)

まとめ

「巫女と彦星」は、ジャンルを横断するストーリー性と、キャストの熱演が魅力の一方、あまり日本には馴染みのない非現実的な世界観や、サブキャストの描写不足があり賛否が分かれる作品かもしれません。
それでも、ソンアとギョヌの胸キュン、そしてポンスの“切なすぎる三角関係”は、忘れられない韓ドラ体験になりました。

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