韓国ドラマ『巫女と彦星』ネタバレ感想・キャスト・視聴率

引用元:tvN


2025年6月に放送がスタートした韓国ドラマ『巫女と彦星』。


昼は普通の高校生、夜は霊を祓う巫女として二重生活を送る18歳の少女パク・ソンアが、“逆さまに見える”=死の運命を背負った転校生ギョヌに一目惚れし、彼を救おうと奮闘する青春ファンタジー・ロマンスです!


こちらの記事では、作品情報やキャストに加え、ネタバレありの感想をご紹介します。

※ここから先はネタバレが含まれています。未視聴の方は、先に作品をご覧になることをおすすめします。

まずは評価から

総合評価:★★★☆☆ 3.6(5点満点)

Prime Videoでひっそり配信されていた印象の本作ですが、キャスティングが成功していて、意外と最後まで楽しめた気がします。
ファンタジー×学園ロマンス×ホラーの絶妙なバランス感も良かった!

作品情報

項目内容
タイトル巫女と彦星
原題견우와 선녀
放送期間2025年6月23日〜2025年7月29日
話数全12話
配信prime video(独占配信)
ジャンルファンタジー、ラブコメ、ホラー
演出キム・ヨンワン(『旋風』など)
脚本ヤン・ジフン
企画CJ ENM

魅力的なキャストたち

チョ・イヒョン(パク・ソンア役)

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巫女と女子高生の二面性を完璧に演じ分け!特に後半の豹変ぶりには驚かされました。

チュ・ヨンウ(ペ・ギョヌ/ポンス役)

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一人二役の演技が神レベル。優しいギョヌと闇を抱えたポンスの切り替えに注目!

チャ・ガンユン(ピョ・ジホ役)

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ソンアの親友役として物語を支える重要な存在。ギョヌとジホのブロマンスにも注目!

視聴率

話数 放送日 視聴率
EP12025/6/234.3%
EP22025/6/244.4%
EP32025/6/303.7%
EP42025/7/13.5%(最低)
EP52025/7/73.7%
EP62025/7/84.0%
EP72025/7/144.8%
EP82025/7/154.4%
EP92025/7/214.6%
EP102025/7/224.4%
EP112025/7/284.7%
EP122025/7/294.9%(最高)
中盤で一度下がったものの、後半に向けて右肩上がり。口コミで話題性がアップしました!

各話ダイジェスト

第1-3話:運命の出会い編

逆さまに現れる転校生ギョヌと巫女ソンアの出会い。放火犯疑惑で孤立するギョヌを支えるソンアのスキンシップ除霊が始まる。

第4-6話:秘密と過去編

ギョヌの言葉にソンアの心は揺さぶられる。そして、ソンアの巫女設定がバレて距離が広がる中、過去の因縁ヨムファが現れる。

第7-9話:悪霊との戦い編

ポンス憑依で本格ホラー展開。手つなぎデートや看病シーンで胸キュン度MAX。アーチェリー大会でのロマンス開花。

第10-12話:真実の3年後編

看病していたのはポンス!?ソンアが姿を消し3年後、変貌した彼女とギョヌが再会。衝撃のキスで真実が明らかに。

感想

ジャンルがブレンドされた物語

本作は、ホラーのスリル感・青春の切なさ・胸キュンの甘さが絶妙に混ざった作品でした。学園ロマンスや悪霊との対峙、“運命”をめぐる物語が重なり合い、最後まで飽きることなく楽しめました。

引用元:tvN

あまり日本では馴染みのない、韓国の巫女(무당=ムダン)という存在も興味深かったです。特に舞のシーンは美しくて見入ってしまいました。

ただその一方で、特に3年後からの展開は少し駆け足気味。12話という限られた尺の中で、もう少し丁寧に描いてほしかった場面もありました。

悪霊ポンスの切なさに心を動かされた

中でも心を揺さぶられたのは、悪霊でありながら人間らしい感情を持つポンスの存在でした。

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「生きたい」「愛されたい」という彼の純粋な願いが、ソンアやギョヌとの関係をよりドラマチックにしていて、悪役でありながら憎めない…むしろ切なさが胸に残るキャラクターだったと思います。こういう“悪役なのに愛おしい”存在は、韓ドラあるあるですね。

ただ逆に、サブキャラクターの描写は薄め。特にヨムファについての描写があまりに少なくて、なかなか感情がついていけなかった…。クラスメイトや周囲の人物にも、もっとスポットが当たっていれば、物語全体の厚みが増したかなと思います。

“3年後”から一気に加速する展開

物語が大きく動き出すのは3年後から。ソンアの変貌、ポンスの告白、ギョヌの変わらぬ想いが交錯し、人間と霊の三角関係が本格化していきます。

引用元:tvN

ソンアに憑依したポンスとギョヌの衝撃のキスシーン!これは本当に強烈な展開でした。

キャストの熱演がすべてを支えた

そして何より忘れられないのは、キャスト陣の熱演

引用元:tvN

チョ・イヒョンさんは巫女としての強さと少女らしい繊細さを両立し、“永遠に高校生役ができそう”な可愛らしさがあった。

チャ・ガンユンさんの高校生役も馴染んでいて可愛らしい存在でした。彼とチュ・ヨンウさんのブロマンスも毎話密かな楽しみでした。

一方でチュ・ヨンウさんは、当初は高校生役に合うか心配でしたが、意外にも自然に演じていました。特に一人二役の演技は圧巻。“ギョヌの優しさ”と“ポンスの闇”を自在に行き来し、非現実的な設定をリアルに感じさせてくれました。こういう芝居の幅を見せられると、ますます彼の次回作が楽しみになります。

チュ・ヨンウさんの出演作はこちらの記事にまとめています。

項目別評価

項目 評価 コメント
ストーリー 3.0 サブキャラの背景不足は残念だけど独創的な設定と新鮮な展開は◎
キャスト&ケミ 4.0 主演2人の演技が作品全体を支えているドラマだった
胸キュン度 4.5 巫女の初恋とスキンシップ設定が効果的に働いていた
最終回満足度 3.0 3年間もどう過ごしたのか非現実的なところがちょっと残念
これらを踏まえて総合評価
★★★☆☆ 3.6(5点満点)

まとめ

「巫女と彦星」は、ジャンルを横断するストーリー性と、キャストの熱演が魅力の一方、あまり日本には馴染みのない非現実的な世界観や、サブキャストの描写不足があり賛否が分かれる作品かもしれません。

それでも、ソンアとギョヌの胸キュン、そしてポンスの“切なすぎる三角関係”は、忘れられない韓ドラ体験になりました。

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